【開催報告】第1回つくば相続事例研究会【2022年6月20日】

2022年6月20日、梅雨真っ只中でしたが、雨の降らない過ごしやすい日の午後。

記念すべき第1回のつくば相続事例研究会を開催いたしました。

事例研究会の開催趣旨

本日は、記念すべき第1回つくば相続事例研究会にご参加いただきまして、ありがとうございます。

研究会主宰で相続コンサルタントの山崎哲男です。

今日は、この第1回にご参加いただいている方みなさんは、知っている方ばかりです。

後ほど自己紹介の時間などもとっていければと思っております。

私山崎は、本業は、というか、ずっとやってきていることは、有限会社山崎石材店という常総市の石材店で、お墓を建てる仕事をずっとさせていただいております。そのあとですね、お寺さんと一緒に、お寺の墓地をリノベーションして、永代供養のついた樹木葬の開発をさせていただくようになり、その開発したお墓を販売するお手伝いをさせていただくようになりました。

今日は一緒にやらせていただいている永泉寺のご住職にもご参加いただいています。

それで、なんで石屋が相続なんだ、というところの経緯を少しお話できればと思います。

つくば相続事例研究会をつくった理由

永泉寺さんと一緒に、門徒さんじゃなくても地域の方に求めていただけるようなお墓をつくろう、ということでガーデニング永代供養樹木葬「守谷さくら廟」を開発し、その販売のお手伝いもさせていただいております。おととしの9月にオープンして、もう少しで2周年なのですが、これまでに400名以上のご契約をお預かりしています。そのうちの7割の方が、生前のご契約、つまりどなたも亡くなっている方がいないけど、ご自身の入るお墓として、お申込みをいただいています。つまり、終活の一環なんですね。

守谷さくら廟の場合は、自由な彫刻デザインができるので、みなさん思い思いにいろんな言葉であったり、イラストであったり、好きな景色であったり、もういろんなことを検討して、お墓づくりを楽しんでいただいているわけなんです。つまり、ある意味で、ご自身の人生の一つの「目に見える形」ということでお墓を求めていらっしゃるのかなあと感じています。

そしてご自身の人生の先まで考えて、例えば人生を豊かに生きる、であったり、兄弟が仲良く助け合って欲しい、そんな想いをお墓に、未来の理想を込めるという面もあるのかと感じています。

私自身は、「エンディングノート」という映画の上映会をやったり、ハッピーエンドフェスタという終活イベントを開催したり、お墓の市民講座という、一般消費者向けのセミナー活動なんかもやってきましたが、いろいろなご縁で、相続のことに触れたりするようになってきました。

相続の問題を知って、私が感じていることは、お墓に思いを込めるだけですと、実際に思い描いている未来にならない、もしかするとそれとは違う、予想もしていなかったような悪い状況になってしまう方も結構多いのではないか、ということです。

相続っていうとお金持ちの問題だよね、とかっていう誤解も多いのですが、実際には、すべての方が必ず経験することであって、しかも事前に必要な対策をとることによって、未来を選ぶことができる、というのがこの分野であります。

私としては、このお墓を建てさせていただいたご縁で、お客さまがお墓を建てることを通して念願した理想の未来が、現実のものになるために、お手伝いさせていただけないか、と思っております。

具体的には、お墓の契約をいただいたお客さまに、セミナーで啓発をさせていただき、必要な方には、その後の事前対策を中心とした相続コンサルティングのサービスを提供して行きたいと考えております。

その一つの取り組みとして、私は相続の専門家というわけではありませんので、いろいろなプロの方と一緒に、このお寺をご縁にして、未来のお客さまのお困りごとを解決してければということで、今日の事例研究会をさせていただくことになりました。

つくば相続事例研究会については、またこの後お話をさせていただきたいと思いますが、本日は短い時間ではありますが、有意義な時間にしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

ということで、ここで今日お集りの方に自己紹介の時間を取りたいと思います。

研究会は「安全・安心・ポジティブ」な場

はじめましての方もいらっしゃいますので、この場のルールということで、この研究会は、こんな場にしていきたいな、というのがありまして、それはですね、この研究会は「安心安全ポジティブな場」としてつくっていければと思っております。つまりここでお話することは、だれからも批判されたり、文句を言われたりすることはない安心安全な場ですので、こんなこといったらまずいかな、とか、そういうことは一切ない場ということでつくっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

まず、グッドアンドニューということで、最近よかったことを一つ、シェアしていただいて、それから自己紹介をおひとり2分以内くらいで、していただければと思います。で、いきなりグッドアンドニューといっても思いつかないかと思うので、今から1分時間を取りますので、最近の良かったことやニュースを一つ考えていただいて、それとあわせて自己紹介をお願いします。

つくば相続事例研究会の目的について

zoomでハイブリット配信しました

つくば相続事例研究会は、つくばを中心とした地域で、相続に関わる方々、相続パーソンの研鑽の場、そして出会いの場になれればということで開催いたします。

相続といっても100人いたら100通りの状況があり、事前の対策といっても、考えなければいけないことは本当に多岐に渡ると思います。そういう中で、それぞれの分野の専門家が、事例を持ち寄って、たくさんの事例に触れるということが、個々の対応力の底上げになっていくと思いますので、事例を共有していく場としてご活用いただくこと、そして、相続パーソン同士が出会って情報交換ができる場にしていければと思っております。

今日第1回ですが、これから毎月開催していければと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

ということで、今日の第1回は、富山から、相続マーケティング研究所の川口さんにお越しいただいておりますので、相続コンサルタントの役割について考える、ということで、お話しいただいて、そのあと共有の時間をとっていければと考えております。

それでは、川口さんよろしくお願いいたします。

川口さんからは、相続コンサルタントの役割についてお話がありました。

相続コンサルタントは、特に相続発生前の段階で、クライアントには見えていない、将来起こりうる課題を整理して、被相続人や相続人の想いを大切にしながら、関係者のみなさんにとって最適な未来に案内していく役割である。ということを学びました。

まずは、クライアントの状況や関係者の想いを知り、課題を明確にするなかで、必要に応じて士業などの専門家と協業し、また、各専門家の窓口となり、ワンストップでクライアントに必要な課題解決のための専門家チームを構成し、その旗振り役となってプロジェクトを前に進めていくリーダーであります。

相続対策を具体的に進めていく手法の一つとして、家族会議支援®という方法があります。こちらは次回第2回のテーマとして取り上げていくことになりました。

第2回つくば相続事例研究会開催案内はこちら

この記事を書いた人

山崎哲男

山崎哲男

つくば相続コンサルティング 代表